TOCORONという名前に込めた想い|家づくりの原点をあらためて
- h-tadokoro
- 31 分前
- 読了時間: 5分
家族の心地と住まいの空気を整える家づくり
TOCORONの田所浩樹です
かなり久しぶりの更新になりました。
何から書こうかと考えた時に、
やっぱり最初はTOCORONのことからだなと思いました。
新しい話もあります。
今の家づくりのこともあります。
でもその前に、
自分たちが「TOCORON」という名前にどんな想いを込めてきたのかを、
今の感覚でもう一度、静かに整理してみたくなりました。
木の質感。
空調の温度差。
落ち着けること。
家族の心地。
住まいの空気。
そういうものを改めて考えていくと、
やっぱりTOCORONの原点に戻ってきます。
今回は、その話を少ししてみます。

雑貨店:in-kyo(福島県三春町)で出会った、shunshunさんの絵がジャケットになったアルバム「Opus」。家に持ち帰って置いてみると、その静かな「空気」ごと、今の自分たちの感覚に少し重なる気がしました。
TOCORONという名前に込めた意味
TOCORONという名前には、
自分たちの家づくりの流れそのものを込めています。
Talk
まずは話すことから始まる
Only
あなただけの大切なことを見つける
Chill
ゆったりした時間の中で考える
Organic
有機的に、自然につながる暮らしを考える
Relaxation
心から落ち着ける空間をつくる
Opus
お客様の作品として、一緒に形にしていく
Neuroaesthetics
神経美学。人が“なんか落ち着く”と感じる心地よさに向き合う
家づくりは、
いきなり正解を出すものではなく、
まず話して、
その人だけの大切なことを見つけて、
少しずつ形にしていくものだと、
私たちは考えています。
私たちがつくりたいのは「お客様の作品」
この中でも、特に大事にしている言葉が Opus です。
Opus=作品、という意味ですが、
ここで言う作品は、工務店側の作品ではありません。
私たちがつくりたいのは、
お客様の作品です。
つくり手の色を強く出すよりも、
お客様が大切にしていることを一緒に見つけて、
その人らしい形にしていくこと。
完成した時に一番うれしいのは、
建築として褒められることよりも、
「自分たちらしい家ができた」
と感じてもらえることです。
ちょうど最近、この Opus という言葉が、
あらためて自分たちのところに戻ってきたような出来事がありました。
午後の仕事が珍しく少し空いた日に、
妻と福島県三春町の in-kyo を訪れて、
shunshun さんという方の絵に触れてきました。
ほんとうは作品そのものが気になっていたのですが、
思っていたより高く、意気消沈していると目に入るものが。
shunshunさんの絵がジャケットになっているCDとレコード見て、
その場のいきおいもありましたが、持ち帰ることにしました。
これぞ、ジャケ買いですね。
そしてそのアルバムの名前が、「Opus」 でした。
偶然といえば偶然なのですが、
今こうしてTOCORONのことを改めて考えている自分たちには、
不思議なくらいしっくりくる出来事に感じられました。
作品そのものを持ち帰れなくても、
そこに流れていた空気や感覚に触れて、持ち帰れるものがある。
その感じは、どこか自分たちの家づくりに近い気がしました。

ジャケットは shun shun さんの絵。1種類のボールペンで描かれていて、皆さんも見たことがある「普通の0.38mmのボールペン」だけです。
in-kyo で出会った、
橋本秀幸さんの『Opus』。
ジャケット作品は shunshun さん、
デザインは Yu Kadowaki さん。
“recorded in 2020–2021 at home”
というクレジットにも、少し惹かれ、
自宅で録音されている、という意味だとおもいます。

帰りの車の中で聴きながら、愛子さんが見つけた “recorded in 2020–2021 at home” の一文。コロナ禍の空気も含めて、どこか自分たちの感覚と通じるものがありました。
TOCCORONの真ん中にあるのは「家族の心地」
最近、自分の中ではっきりしてきたことがあります。
それは、自分がいい家だと思う時、
素材や性能やデザインだけを見ているわけではない、ということです。
会話がしやすいこと。
一緒に座れること。
頑張りすぎなくていいこと。
なんだか落ち着けること。
そういうものは、
間取りだけでは決まらないし、
性能表にもそのままは出てきません。
でも、住み心地にとっては、
とても大きいものだと思っています。
だから最近は、
「家族の心地と、住まいの空気を整える」
という言葉が、
自分たちの家づくりをいちばん素直に表している気がしています。
自然素材や空調の先にある、心地よさ
以前のモデルハウスでは、
木の香りがひとつの特徴でした。
今の自宅や最近の家づくりでは、
そこに少し変化が出てきています。
自然素材の雰囲気や、快適な空調はもちろん大事です。
でも最近は、それだけではなく、
光の入り方。
温度差の少なさ。
空気の静けさ。
素材のやわらかさ。
その場に流れる落ち着き。
そういったものが重なって、
「なんかいい」
「なんか落ち着く」
と感じることが増えてきました。
それをうまく説明する言葉として、
やっと自分の中でつながってきたのが、
Neuroaesthetics(神経美学)
という考え方です。
少し難しい言葉ですが、
自分なりに言えば、
人の神経や感覚に、
やさしく届く心地よさ
のことだと思っています。

一緒に持ち帰ったshunshunさんのポストカード。いつの間にか愛子さんが額にいれて。説明しきれないけれど、こういう静かな気配のようなものにも、心地よさは宿るのだと思います。
TOCORONが整えたいもの
こうして振り返ってみると、
自分たちがやりたいことは最初から大きくは変わっていません。
話して、見つけて、整えて、
一緒に形にする。
そしてその家の中に、家族の心地が自然に育っていくこと。
私たちがつくりたいのは、
単なる建物ではなく、
暮らしの中で空気や心地が整っていくための器なのかもしれません。
だから最近は、
TOCORONは家を建てる会社というより
「家族の心地と、住まいの空気を整える」会社
でありたいと思うようになりました。
久しぶりの更新になりましたが、
まずはTOCORONの原点から、もう一度はじめてみました。
これからも、
家そのものより先に、
そこで過ごす家族の心地を整えていきたいと思っています。
TOCORON
田所 浩樹

いつの日も、健康で豊かな日々へ
家族の心地と、住まいの空気を整える



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